ただ一人の身寄りもいなかった 近隣住民は静かに見守っていたのだが…
【第1章】死んだ男の遺したものは(5)
東京のど真ん中で餓死した河辺孝さん(仮名/享年76)。彼は自宅の玄関で、あおむけの姿勢で亡くなっていた。
取材を始めた当初、河辺さんの情報は多くはなかった。少しずつ絞り込みながら、住所と名前を探り出し、近隣住民の証言を集めた。
76歳で亡くなった河辺孝さんの後半…
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