ただ加トちゃんに長生きしてもらいたくて…濃い味好きだった夫に「だしがうまい」と言わせるまで
「何度も大きな病気になって、もしかして……と考えることもあった」──。約12年の結婚生活を振り返って綾菜さんは語る。現在80歳の夫・加藤茶さんの健康を支えるために、45歳年下妻がトライした「食の改善」の成果とは……。
◇ ◇ ◇
いまでこそ「生涯でいちばん絶好調」っていっていますが、前にもお話しした通り、結婚後、加トちゃんは食道が破れたり、パーキンソン症候群で倒れたりと、大病を経験しているわけです。年齢も年齢ですから、本当のところ、私は「もしかして……」と最悪のことを考えたこともあります。
そんな経験もあって、加トちゃんに長生きしてもらうためには、私としても中途半端な気持ちじゃダメだぞって、考えるようになったんです。でも、健康でいてほしい、長生きしてほしいなんて思っていても、思っているだけではダメ。それをかなえるために行動しなきゃなんにもならない。
まずは食の改善にチャレンジしました。以前、加トちゃんが喜ぶからと、高カロリー、高脂肪、濃い味の料理を作っていました。料理をブログにアップして、大バッシングを浴びたこともあって、自分なりに工夫はしていました。