「蒲田温泉」47度の黒湯にあっぢーー! ヒノキの香りにホッ。真新しいサ室で10分3セット
2階は大宴会場。昭和ムードが心地よく…
2セット目も10分完遂すると、上半身にあまみがうっすらと。再び黒湯の高温風呂にチャレンジすると、おおっ、漬かれるじゃん! 浴槽縁の段差に腰掛けてア~ビバノンノン♪
「まき炊きで、黒湯の泉質がよいので、肌を刺す熱さじゃないでしょう」と物腰柔らかな3代目の島雪江さん。おっしゃる通り。職人風の常連客から「よく漬かれたね~」と感心されて、気分も上々に。エヘヘ。でも、ジンジンする熱さで肩まで漬かるのは無理だった。
10分3セットこなし、脱衣場の椅子で扇風機に当たりながらフンワリととのった。服を着て赤いカーペットの階段を上がると、2階は何と大宴会場。温泉旅館のような座敷にはステージを備え、常連サンがカラオケを楽しんでいる。昭和ムードが心地よく、テーブル席にどっこいしょ。
人気は温泉釜飯1200円だが、大田区名物の汐焼きそば850円と角ハイボール500円を注文。海苔たっぷり、カリカリの梅やプリプリのアサリなどを鶏ガラ塩ダレ特製ソースで炒めた焼きそばは、サッパリ味でサ飯にうってつけ。酒もススム君で、すみませーん、お代わり下さーい。
著名人や有名スポーツ選手も足を運ぶ人気施設は3代目と4代目の蒲田っ子家族が営むホッコリする大衆浴場だった。
(イラスト・文=太田由紀)
■「蒲田温泉」
(住)東京都大田区蒲田本町2-23-2
(℡)03.3732.1126
(営)10~24時
年中無休