「蒲田温泉」47度の黒湯にあっぢーー! ヒノキの香りにホッ。真新しいサ室で10分3セット
蒲田温泉(東京・大田区)
JR蒲田駅東口から13分歩くと、赤い看板のゲートが目に留まった。1937年創業の「蒲田温泉」は、黒湯が評判だという。
券売機で入浴料520円+サウナ代(バスタオル付き)300円を購入。下足ロッカーの木札を手にフロントで小タオル代50円を支払い、サ室のフックキーバンドを受け取った。
服を脱いで浴場に入ると、天井が高い。浴場右手には、ラジウム温泉と同じ効能のガリウム石温浴泉があって41度。湯船は2槽に分かれ、一つはゴジラが登場しそうなほどの激しいバイブラで、もう一つはビリビリ強めの電気風呂だった。
名物の黒湯温泉は左側で、低温風呂と高温風呂に分かれていた。低温でも42度。地下約100メートルから湧出する湯に手をひたすと、水面下3センチほどで見えなくなるほど湯が黒かった。アルカリ性炭酸ガスを含む重曹泉にヌメリはなく、なんともまろやか。今年59歳の肌もサラッサラなことに、驚き桃ノ木山椒の木。
さてと高温へ……。あっぢーーー! ちょっとつま先をつけただけで引っ込める47度。マジな熱湯に降参して、サウナに突撃した。
ドアを開けるや、室内はスタイリッシュで、昨年6月にリニューアルしたという。御影石風の耐熱性石タイルとヒノキ造りのL字2段ベンチは定員8人。遠赤外線ガスストーブ正面の上段に座ろうとしたら、ここもあっぢーーー! 尻がヤケドしそうな熱さで、タオルをマット代わりにしてどっこいしょ。
98度設定だが、温度計は100度近くを指していた。明るく静かな空間にピシッピシッとストーブの金属音がかすかに聞こえる。脱力して瞑想すると、真新しいヒノキの香りにホッとした。やっぱり、新しいサ室は気持ちイイなぁ~。
12分計が2分ほど経過すると、汗がタラ~。7分で全身汗だくになりながら、10分頑張り、すごい充実感で水風呂にザブン。
冷水枕風の湯出し口からのかけ流しは、チラーで15度。火照った体にはちょうどいい冷たさで体がフワフワになる。