(38)イヤホンを選ぶときには種類にもこだわる 音の良い「オープン型」も登場
オープン型、開放型、インナーイヤー型、密閉型、カナル型という言葉を聞いたことありますか? これらは全てイヤホンの種類を指し示す言葉です。同じタイプのイヤホンでも、メーカーにより呼び方が違い、それが積み重ねられた結果です。このリポートでは耳の穴を塞がない「オープン型」イヤホンをリポートします。反対は耳の穴を塞ぐ「インナーイヤー型」です。
今、イヤホンで一般的なのは、インナーイヤー型。音を出すドライバー部を外耳道の中に入れるイヤホンです。ドライバーを耳の穴に突っ込むと、鼓膜の近くで音を響かせることができるからです。イヤホンで再現し難い、高音、低音の再現性が格段によくなります。
私もかなり耳の奥まで入れるモデルが出た時、テストしましたが、それまでにないくっきりとした再生音には驚きました。ただ、隙間なく入れられたイヤホンの圧迫感はかなりのもので、慣れることはできませんでした。
今のインナーイヤー型の多くは、耳穴の浅い位置でドライバーを鳴らします。隙間もややあります。耳が痛くならないのは誠に結構なのですが、ともすれば、隙間から周囲の音が入ったり、自分が聴いている音楽が漏れるようなこともあります。