兵庫パワハラ知事「無制限95問」なのに小池都知事たった「15分10問」…メディア対応“雲泥の差”
いつまでしがみつくのか。県職員へのパワハラ疑惑など疑惑まみれの兵庫県の斎藤元彦知事が、地位に恋々としている。
疑惑は元県幹部の男性がパワハラや贈答品受け取りなどを告発した文書の配布で浮上。男性は懲戒処分を受け、7日に死亡した。自殺とみられる。男性は斎藤知事が出張の際に特産品のワインをねだる音声データや百条委員会の出席に備えた陳述書、「死をもって抗議する」という趣旨のメッセージも残しており、遺族がまとめて議会に提出した。
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この間、斎藤知事に5回も辞職を進言してきた副知事が涙ながらに引責辞任を表明。3年前の知事選で斎藤氏を推薦した自民党県連会長の末松信介参院議員が「大きな正しい決断をしてほしい」と事実上、辞職を要求した。
多くの県民を含め「辞めろ」の大合唱だが、斎藤知事はどこ吹く風。1時間40分に及んだ16日の定例会見で厳しく進退を問われても「県民から大きな負託を受けている」「県政を前に進めることが、私の責任の取り方」などと同じ答えをグルグル繰り返し、辞職を重ねて否定した。
驚くべき厚顔無恥のふてぶてしさだが、斎藤知事はこの日、のべ19人の記者から計95問を受け、質問が尽きるまで会見を続けた。