全国で流行中の「手足口病」は大人もかかる 舌や頬の内側に口内炎が10個も…恐怖の体験
■感染症対策もゆるみがち
大人の場合、子どもほど重症化するリスクは高くないそうだが、それでもつらい症状だ。これ以上の感染拡大を防ぐには、何をすべきか。
「やるべきは、手洗いやうがいの励行など、基本的なことです。感染の中心は子どもですので、症状のある子にはマスクをさせるなど、ウイルスの拡散を防ぎましょう。また、最近は新型コロナや溶連菌などの感染症も流行しています。昨年5月のコロナ5類移行から、感染対策がゆるんでしまっていることが一因にあると思います。初歩的なことから改めて徹底しましょう」(昭和大医学部名誉教授・二木芳人氏=臨床感染症学)
夏休み中でも、林間学校やキャンプなど子ども同士が接触する機会は多い。気を緩めてはダメだ。