「イエスが誘拐された!」米コロラドの公園から幼子の像が盗まれて騒ぎになったその後
「クリスマスを前にイエスが誘拐された!」と地元で騒ぎになった。米コロラド州フォートコリンズのオールドタウン広場で、展示されていたキリスト降誕を描いたディスプレーから幼子のイエス像が何者かに盗まれ、今月15日、所有者がフォートコリンズ市警(FCPD)に盗難届を出した。
FCPDはすぐにイエス像を抱えた男の不鮮明な防犯カメラ映像をフェイスブックに投稿。事情を説明し、「このグリンチ(クリスマスが大嫌いな架空のキャラ)の身元が分かる方はご連絡ください」と情報提供を呼びかけた。
この投稿が効いたのか、19日朝、地元のプードル消防局にイエス像が返却されているのが発見された。イエスの顔には次のように書かれた謝罪文が張り付けられていた。
「本当にごめんなさい。ふとした気の迷いでバカな間違いを犯しました。二度といたしません」
像の所有者である地元のビジネス関係者は、この謝罪を受け入れ、「刑事告発するつもりはありません」としている。
キリスト生誕を祝う季節に何とも罰当たりな犯罪だが、許すこともまたクリスマスの精神ですかね。