AVデビュー戦でウンコを食べた顛末…「好奇心は猫を殺す」
くんにちは! AV男優のしみけんです。
4月に入り、新生活をスタートした人も多いでしょう。僕も26年前の1998年4月2日にAVデビューしました。とはいっても、ゲイビデオで、です。
初めての撮影の際は「やった! AV男優になれた!」と喜びながら、男性にしゃぶられていました。そうして、「次の撮影の相手は女優さんだろう」と期待に胸を膨らませていても、男がくる。そしてその次もまた男。実は、ゲイ業界と一般的なAV業界はまったくの別世界で、僕は入り口から間違えていたのです。ゲイ現場で叩き込まれたことは、「顔の前に来たものはとりあえず口の中に入れろ」でした。酷い話です(笑)。
ゲイビデオと並行してやっていたゲイ雑誌のお仕事で運命を変える出会いがありました。当時、ゲイ雑誌の編集部にいたあのマツコ・デラックスさんです。「アンタがいるのはゲイの世界だから、もう一度AV男優を目指しなさい」とのお導きを受けたことで、今度こそAV業界にと就職活動に奔走しました。
それからしばらくしたある日、AV制作会社から突然かかってきた電話で聞かれたのが、「君、ウンコ食える?」。断ったらAV男優への道が閉ざされてしまう──。少しの逡巡の末、「食べられます!」と回答。念願のAV男優デビューが決定した瞬間です。これが本当のヤケクソですね。