村山由佳「風は西から」にはワタミの真実が描かれている
経済小説の作家とモデルに取材して、その「虚と実のドラマ」を描くことから出発した私は、ズーッと経済小説もしくは企業小説の傑作を追い続けてきた。ワタミをモデルにした村山由佳の「風は西から」(幻冬舎文庫)は間違いなく読まれるべき作品である。
大体、トップが訓辞を垂れたがる会社…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り632文字/全文772文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】