ドキュサイン 竹内賢佑社長(1)小4の時、親の転勤で…シドニーで暮らし人生が変わる
竹内は、バスケット漫画「SLAM DUNK(スラムダンク)」を読んだのをきっかけにバスケにはまり、バスケを通して友達も増えていった。
その後、日本に戻り、中高一貫教育の私立「攻玉社中学」に入学する。
「入学できたのは運が良かったからです。帰国子女のクラスが1クラスあり、試験は英語、国語、算数の3科目だけだった。英語はマイケル・ジョーダンがテーマでした。バスケが好きだった自分は、英文がわからなくてもすべて答えることができた。バスケさまさまです」
人生の大きな分岐点となったのは高校1年の時の米国ロサンゼルスへの夏季短期留学だ。
「はじめての米国でした。とにかく、何もかもデカい、という印象でした。バスケットも日本とはまったく違う。米国は、まさに肉弾戦。吹っ飛ばされることもある。でも、練習すれば勝負になるとも思いました」
大学進学は、NCAA(全米大学体育協会)のバスケ選手になりたいという夢を捨てきれず、アメリカン大学に留学した。