大阪万博“言い出しっぺ”橋下徹氏が言い訳連発…安倍元首相への「おちょこ接待」蒸し返される

公開日: 更新日:

「万博が実現したのは松井さんの政治力」

 さらに、SNSで蒸し返されて話題になっているのが「日本維新の会」の“生みの親”でもある橋下氏と松井前大阪市長、吉村府知事が過去、酒席で政権トップを接待し、万博誘致を実現した一幕だ。注目されているのは、スポーツ報知電子版の〈2025年大阪・関西万博に橋下徹氏『松井さんが安倍さんにお酒を注ぎ倒して実現した』〉(20年11月29日付)という記事だ。

 記事によると、3氏が参加したトークイベントで、橋下氏は万博誘致のため当時の安倍首相や菅官房長官と会談した際の一幕を披露。「万博が実現したのは松井さんの政治力。安倍さんのおちょこに酒を注いで『(万博は)必要ですよね! 総理!』」「安倍さんも『そうだよね!』。それまでは(世論は)シラ~ッとしていたが、お酒を注ぎ倒して実現した」と語ったというのだ。

「おちょこ接待」で万博を誘致した結果、コスト膨張で国民負担が増しているのだから、どうしようもない話だ。建築エコノミストの森山高至氏がこう言う。

「万博誘致で経済を活性化させようという狙いは、百歩譲って理解できなくもない。ただ、現状はコストが膨張しているだけでなく、無理な工期を求められている建設業界からは悲鳴が上がっている。“言い出しっぺ”の橋下氏らは、こうした状況を見通す能力がなかったとしか思えない。いくら言い訳しても取り返しはつきません」

 責任を認めるなら、引き返すのがスジじゃないか。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    飛び交う玉木雄一郎代表「12月辞任説」…国民民主党ついに倫理委員会で“グラドル不倫”調査

  2. 2

    ふざけるな、石破政権もサラリーマン増税かよ!潰れたはずの「退職金課税」政府税調で再浮上

  3. 3

    ダイエー、イトーヨーカ堂…日本の小売りを支えた都市型総合スーパーが衰退した理由

  4. 4

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  5. 5

    玉木雄一郎氏に「包囲網」…“グラドル不倫”騒動収まらず、自民・立憲・財務省で思惑一致

  1. 6

    裏金自民「企業・団体献金の禁止」そっちのけで「個人献金の税制優遇」だあ?カネ集めのためなら“斬新策”次々

  2. 7

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  3. 8

    野村証券のリテール営業が“崩壊危機”…社員が強盗殺人未遂で逮捕の衝撃

  4. 9

    自民裏金議員12人が“ドサクサ復権”の仰天! 党役職抜擢の全員が政倫審での弁明は拒否した面々

  5. 10

    物議醸す石破首相の「座ったまま握手」は外務省の大失態! 外交デビューにミソ、元国際情報局長バッサリ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇