松野官房長官「1000万円超」裏金キックバック疑惑にゼロ回答…国会でも“アルマジロ”の本領発揮
自民党最大派閥の安倍派(清和政策研究会)や二階派(志帥会)などの政治資金パーティーをめぐり、収入を政治資金収支報告書に記載せず、「キックバック」や「裏金づくり」が常態化していたとみられる問題で、安倍派所属の松野博一官房長官が、直近5年間で派閥から1000万円を超える裏金のキックバックを受けていた疑いがある――と、けさ(8日)の朝日新聞が報じたのを皮切りに、午前中にはNHKなど大手メディアも後追いした。
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安倍派所属の議員には、当選回数や役職などによってパーティー券の販売ノルマがあり、各議員が集めたノルマ分のみを派閥の収支報告書に記載。ノルマ超過分は記載せず、議員側に裏金としてキックバックしていたという。
安倍派ではこの運用を組織的に行っていたといい、2019年から21年まで派閥の実務を取り仕切る事務総長だった松野氏も、1000万円超の裏金を受け取り、自身の収支報告書に記載していなかったという。