パー券裏金疑惑めぐる岸田首相の発言が「リクルート事件」での竹下元首相発言とソックリに
自民党最大派閥「安倍派」などの政治資金パーティーで「キックバック」や「裏金作り」が常態化していた疑いが浮上している問題。
岸田文雄首相(66)は6日、首相官邸で開かれた政府与党連絡会議で、「自民党の各派閥の関係団体における政治資金収支報告書については、訂正が必要な場合には適切に訂正を行うとともに、丁寧に説明をするよう幹事長を通じて指示をしており、引き続き対応を徹底させる」「国民に疑念を持たれることは遺憾だ」などと発言。「政治の信頼を回復するため、自民党としても強い危機感を持って、この問題に一致結束して対応していく」と訴えた。
【写真】この記事の関連写真を見る(12枚)
野党から「令和のリクルート事件」などと指摘されている今回の疑惑。
リクルート事件とは、1988年6月に発覚した戦後日本における最大の汚職、贈収賄事件で、リクルート関連会社の未公開株の譲渡をめぐって贈賄側のリクルート関係者や、収賄側の政治家、官僚らが次々と逮捕された事件だ。