【徹底比較】大谷翔平ドジャース入り契約金 10年総額「1014億円」ってどんな数字?

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 エンゼルスからFAした大谷翔平(29)の移籍先は、10年総額約1014億円でドジャースに決まった。

 目の玉が飛び出るような大金だが、額が大きすぎていまひとつピンとこない向きも多いのではないか。そこで、あらゆるものに置き換えて「1014億円」がどんな数字なのか比較した。

 ◇  ◇  ◇

■東京スカイツリー 1.6本 

 全長634メートルで、タワーとして世界1位を誇る。2008年に着工され、3年半かけて12年に竣工した。建設費400億円、総事業費650億円。ちなみに、1万円札で1014億円を積み重ねた時の高さは1014メートルになり、これもスカイツリーの約1.6倍の数字になる。

■大型旅客機(ボーイング787-9型) 4.4機

 ANAが所有する機体の中でもっとも大きい割合を占める(40機/236機)。12年にボーイング社から11機を購入した際のカタログ価格は約2547億円(1機あたり約231億円)だった。客席数は215~395。

 
■金塊 9826キロ 

 10日時点のレートでは、金1キロあたり約1032万円。1キロの金の延べ棒のサイズは縦11.3センチ×横5.2センチ×高さ1センチのため、「9826キロ」だと、0.577立方メートルになる。標準的なティッシュ箱で換算すると、約247箱分の大きさだ。

■万博の大屋根 3周

 再来年に迫る大阪・関西万博の建設費用は日を追うごとにブクブクと膨れ上がり、今や当初の約1.9倍となる2350億円に上ると予想されている。中でも国民の怒りを買っているのが、万博のシンボルに位置づけられている木造建築の「大屋根」だ。誘致段階では計画になかったが、「コロナ禍で進んだ分断を1つにつなげる」という藤本壮介会場プロデューサーの意向で突如として建設が決まり、建築費に344億円かかると言われている。リングをかたどる大屋根の建築面積は約6万平方メートル、高さ12メートル(外側20メートル)、内径約615メートル、リング幅約30メートル、1周約2キロメートル。完成すれば世界最大の木造建築になると言われているが、負の遺産になりそうな気配が早くも漂っている。

■大型潜水艦(らいげい) 1.4隻

 今年10月に命名・進水式を終えた当艦は全長約84メートル、幅約9メートル、高さ約10メートル、排水量約3000トンで国内最大級の規模。川崎重工が約702億円かけて建造した。乗員は約70人で、最大6人の女性自衛官が乗れるように女性用寝室を備えている。リチウムイオン電池技術を採用し、ディーゼルエンジンを使う通常動力型潜水艦は世界初。水中の最大時速は約35キロメートル。

■トヨタ車(プリウス最上級モデル)2万2043台

 トヨタから「人と地球にとって快適であること」というコンセプトを元に開発され、1997年に販売が始まったプリウス。時代と共に進化を続け、現在の最上級モデル「Z(プラグインハイブリッド)」の定価は460万円。「2万2043台」は国土交通省が発表する大谷の出身である現・奥州市の普通/軽自動車の保有車両数の合計(9万395台)の約25パーセントにあたる。

■NPB12球団 3.2個

 今季の12球団の年俸総額は319億円。大谷は10年契約とはいえ、1014億円の3分の1にも満たない。

■オスプレイ 4.8機

 国内での機体トラブルが多々報じられていて、日本人にも耳馴染のある米空軍輸送機。15年に米国から購入した際は1機あたり諸経費込みで約211億円だった。

■戦車(90式) 126両

 自衛隊の主力で、もっともポピュラーな戦車。1両あたりの値段は約8億円。三菱重工が製造している。定員は3人で、最高速度は時速70キロ。

■ダム(黒部ダム) 0.8基

 富山県にある日本最大の水力発電専用のダムで、貯水量は2億立方メートル(東京ドーム160杯分)。1956年に着工され、延べ1000万人の人出、総工費約513億円をかけて1963年に完成した。513億円を当時の国内企業物価指数から現代の価値に換算すると、約1261億円になる。黒部ダムの建設にあたり、171名が殉職した。

■安倍派裏金議員 1126人

 ワイドショーを賑わす自民党派閥のパーティー券をめぐる政治資金問題。直近5年間で9千万円超の裏金を受け取っていた安倍派(清和政策研究会)の議員がいたことが報じられている。そんな悪徳議員が1126人いて裏金作りに勤しんだとしても、大谷が体ひとつでまっとうに稼ぐ金額には及ばない。

■小惑星探査機(はやぶさ) 4.7機の開発&打ち上げ

 宇宙科学研究所が03年に打ち上げた小惑星探索機。アポロ群の小惑星「イトカワ」に着陸し、10年、表面物質搭載カプセルを地球に持ち帰ることに成功した。開発と打ち上げ費用は約210億円かかり、その後の管制に年間1億円。14年に打ち上げられた「はやぶさ2」の開発、打ち上げ費用もほぼ同額だった。

 ◇  ◇  ◇

 1014億円もあれば、買えないもの、できないことはほとんどなさそうだ。

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