プロ野球で近年増え続ける「コーディネーター」って何者? どんな仕事をする?
どこかで聞いたことはあるけど、それが何かはよくわからない――。
そんな言葉のひとつが、プロ野球における「コーディネーター」という役職だろう。
ロッテが29日、来季の組閣を発表。腰椎骨折の影響で1年間コーチ業を務めるのが困難という理由から、小坂守備走塁コーチが「守備コーディネーター」に配置転換となった。ロッテは吉井監督も2022年は「ピッチングコーディネーター」を務めており、光山コーチの肩書きも「一軍・二軍統括コーチ兼統括コーディネーター」だ。
他球団でも巨人のウィーラーが今季は打撃コーディネーター(来季は巡回コーチ)。過去も含めてDeNAやソフトバンク、日本ハム、阪神なども同役職を採用している。
コーディネーターを直訳すれば「調整する人」。もともとはMLBの役職だという。
21年から2年間、レンジャーズでコーチ修行を積んだソフトバンクの倉野信次投手コーチ兼ヘッドコーディネーターは、日刊ゲンダイがインタビューした際、こう話していた。