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中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

日本株上昇は違和感だらけ…「失われた30年」に時価総額は2.7倍のこれから

公開日: 更新日:

 トランプ前米大統領に性的暴行を加えられ、その後の言動によって名誉を毀損されたとして作家ジーン・キャロル氏が起こした裁判。陪審団は1月26日、トランプ氏に8330万ドル(約123億4000万円)の支払いを命じる評決を下した。日本ではありえない金額で“訴訟社会アメリカ”を実感した。

 日本では、ダウンタウン松本人志氏が性加害疑惑を受けて、週刊文春側に5億5000万円の損害賠償と記事の訂正を求めて提訴。性加害を受けたとした女性たちは、米国のように松本氏に対して訴訟を起こすだろうか。

 日米とも政治は混迷だが、株価は順調。NYダウは史上最高値を更新し、日経平均は年初来高値をつけ続ける。

 ただ、日米の名目GDPを1993年と2023年(IMF23年10月推計)で比較すると、93年は日本が505兆円(4兆5447億ドル=当時の為替レートで換算)、米国は6兆8585億ドル。23年は588兆円(4兆2308億ドル=同)と26兆9496億ドル。大差があるだけに日本株の上昇には違和感がある。

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