トランプ“大統領”が対日関係で早くも影響力発揮…円安ドル高を「大きな問題」と口出し
米大統領の就任式では宣誓の時に聖書を用いる。大統領は右手を掲げつつ左手を聖書に置き、「神に誓って(So help me God)」と宣誓するのが慣例。トランプ前大統領は就任式で2つの聖書を用いた。1つはリンカーンの聖書、1つは母から贈られた自分の聖書で、それを重ねて就任宣誓を行った。リンカーンの聖書を用いた理由を聞かれ「彼はあの時代に誰もができなかった偉大なことをしたから」と応じた。いまもこれがトランプ氏の信条だろう。
「IN GOD WE TRUST」は、米国の公式な国家標語。日本語で「われわれは神を信じる」という意味。この標語は、1864年に最初に米ドルの硬貨に印字されたが、公式な標語となったのは1956年である。この標語は、リンカーンが勝利した南北戦争で大きな役割を果たしたので、アメリカ合衆国の硬貨に大きく表記されたという。
外務省によれば、米国の宗教は、プロテスタント(40%)、カトリック(20%)、その他(9%)、無宗教(28%)、無回答(2%)と神を信じる国民が多い(出所:米国シンクタンクのピュー・リサーチ・センターによる2023年調査)から、共産党の中国とは「水と油」だ。