和歌山県有田市はなぜ「蚊取り線香」発祥の地になった? ライオンケミカルに聞いた

公開日: 更新日:

「当時は1メートルもあるような半ねり状の線香を手作業で2本ぐるぐる巻いて作っていました。この手間暇かかる作業を世界で初めて自動化にこぎつけたのが上山彦松です。試作や改良を繰り返し、完成までに40年を費やし、ついに昭和18(1943)年、蚊取り線香自動製造機は誕生しました」(前出の担当者)

 同社は自動製造機の特許を公開。そのため他社の渦巻きも時計回り(右巻き)となっているが、金鳥の大日本除虫菊は他社との区別から反時計回り(左巻き)にしている。ちなみに、昭和18年に誕生した自動製造機は、今も元気に稼働しているという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇