和歌山県有田市はなぜ「蚊取り線香」発祥の地になった? ライオンケミカルに聞いた

公開日: 更新日:

「当時は1メートルもあるような半ねり状の線香を手作業で2本ぐるぐる巻いて作っていました。この手間暇かかる作業を世界で初めて自動化にこぎつけたのが上山彦松です。試作や改良を繰り返し、完成までに40年を費やし、ついに昭和18(1943)年、蚊取り線香自動製造機は誕生しました」(前出の担当者)

 同社は自動製造機の特許を公開。そのため他社の渦巻きも時計回り(右巻き)となっているが、金鳥の大日本除虫菊は他社との区別から反時計回り(左巻き)にしている。ちなみに、昭和18年に誕生した自動製造機は、今も元気に稼働しているという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ダウンタウンDX」終了で消えゆく松本軍団…FUJIWARA藤本敏史は炎上中で"ガヤ芸人"の今後は

  2. 2

    大阪万博「遠足」堺市の小・中学校8割が辞退の衝撃…無料招待でも安全への懸念広がる

  3. 3

    のんが“改名騒動”以来11年ぶり民放ドラマ出演の背景…因縁の前事務所俳優とは共演NG懸念も

  4. 4

    フジ経営陣から脱落か…“日枝体制の残滓”と名指しされた金光修氏と清水賢治氏に出回る「怪文書」

  5. 5

    【萩原健一】ショーケンが見つめたライバル=沢田研二の「すごみ」

  1. 6

    中居正広氏の「性暴力」背景に旧ジャニーズとフジのズブズブ関係…“中絶スキャンダル封殺”で生まれた大いなる傲慢心

  2. 7

    木村拓哉の"身長サバ読み疑惑"が今春再燃した背景 すべての発端は故・メリー喜多川副社長の思いつき

  3. 8

    大物の“後ろ盾”を失った指原莉乃がYouTubeで語った「芸能界辞めたい」「サシハラ後悔」の波紋

  4. 9

    【独自】「もし断っていなければ献上されていた」発言で注目のアイドリング!!!元メンバーが語る 被害後すぐ警察に行ける人は少数である理由

  5. 10

    上沼恵美子&和田アキ子ら「芸能界のご意見番」不要論…フジテレビ問題で“昭和の悪しき伝統”一掃ムード