買取大吉(エンパワー)増井俊介社長(1)社長就任から8年で売り上げ20倍に急成長

公開日: 更新日:

 使わなくなったカバンやジュエリーを手にして悩む人たちに、美容家のIKKOが「大吉ぃ~!」と連呼する。強烈なインパクトを残すこのCMを目にしたことがある人も多いだろう。全国に950店以上の店舗を展開している買い取り専門店「買取大吉」のCMだ。

 買い取り専門店とは、貴金属やブランド品など客が持ち込んだ品物を査定し、その価値に見合った金額で買い取る店舗のこと。この買い取り専門店を含めたリユース業界の市場規模は拡大傾向にあり、同業界の動向を調査しているリユース経済新聞の推計によると2022年の市場規模は2兆8976億円。ここ10年で約2倍に成長していて、30年には4兆円規模にまで拡大する見込みだという。

「現在の日本において、これだけ伸びているマーケットはほとんどないと思います。しかも、この額はあくまで顕在マーケットのもの。まだまだ中古品に抵抗がある人が少なくなく、買い取り専門店においても消費者の利用率は30%程度。70%の方が利用されたことがないと考えると、潜在マーケットは数十兆円に及ぶともいわれているのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇