ポッカレモンの“ポッカ”って何の意味? メーカーに聞いた
冷えたレモンサワーでグイッと一杯! そんなシーンに最適なポッカレモンだが、そもそも「ポッカ」ってどういう意味なの? 昔はニッカレモンという社名だった。
「実は、創業者のゴルフ好きが高じてゴルフウエアの『ニッカーボッカー』から社名が生まれたのです」と、ポッカサッポロフード&ビバレッジの広報担当者。単なる思いつきながら、ボッカーを明るい印象になるポッカに変更したのは素晴らしいアイデアだ。
そして、元は「青果レモン」ではなかった。
「1957年発売当時はカクテルブームにのり、業務用瓶詰合成レモンをカクテル用の材料として開発・販売していました。当時はまだレモンの輸入自由化(64年)が始まっておらず、青果レモンは非常に高価。レモン果汁の味を手軽に再現するため、レモン味の飲料を作り、その後72年に、レモン果汁100%のポッカ100レモン(2007年からポッカレモン100に改名)が誕生しました」(前出の担当者)
レモンの味と香りは非常にデリケートなもの。これを再現するためにさまざまなパートナー企業の協力を得ながら完成にこぎつけた。