海外勢の売り越し続き、バフェット指数も割高水準…株式市場は弱気相場に突入
8月9日の8月限日経平均先物ミニ・オプションの最終決済に関わる日経平均のSQ(特別清算指数)は3万5661円だが、日経平均株価の終値は3万5025円と下回り、「弱気相場」を示していた。
■「天災は忘れた頃にやってくる」
9月1日は「防災の日」、そして9月は「防災月間」。「天災は忘れた頃にやってくる」は、物理学者、寺田寅彦の警句。夏目漱石に第五高等学校(現・熊本大学)で英語を習い、漱石が主宰する俳句結社に参加し生涯親交を結び「漱石の一番弟子」と呼ばれた学者だが、この至言は株式投資にも通じる。
南海トラフ警戒報道に微動だにしなかった株式市場。海外投資家は日本に居住していないから当然か。「米国がくしゃみをすると日本も風邪をひく」は、株式投資の世界では不変のようだ。