淀川製鋼所×中山製鋼所 建設業界向けに鉄鋼製品を提供する2社を比較
ネットフリックスの配信ドラマ「地面師たち」が話題です。今年の「新語・流行語大賞」には、このドラマ内で発せられる「もうええでしょう」がノミネートされました。
取引相手(大手ハウスメーカー)が交渉の場で細かいことを聞こうとすると、詐欺師集団である地面師のひとりがちょっと大きな声で「もうええでしょう」と口にします。不動産取引をナメたら大変な目に遭う……そう感じた視聴者は多そうです。
マンションやショッピングセンターなどを建てるには鉄鋼が必要です。今回は建設業界向けの鉄鋼製品を扱う「淀川製鋼所」と「中山製鋼所」の社員待遇を比較してみます。
淀川製鋼所は1935年、鉄鋼板・鉄鋼材製造を目的に大阪市で設立されました。表面処理鋼板に強みを持ち、住宅や工業建材市場に幅広く製品を提供。耐久性やデザイン性が評価され、国内外で事業展開しています。
中山製鋼所は1919年に創業者の中山悦治氏が個人経営で日本初期の亜鉛鉄板作業所を新設したのが始まりです。23年に株式会社を設立。建設業界やインフラ向けの鋼材を製造・販売しています。橋梁やビル建設などの大型プロジェクトに使われる鉄鋼材に強みがあります。