日本の家庭に眠る“かくれ試算”は「総額67.7兆円、1人あたり53.2万円、1世帯あたり110.6万円」の仰天!
こんな使い古しの服なんて誰が欲しいの……。その考えにちょっと待った! 服飾雑貨や家具・家電など日本の家庭に眠る「かくれ資産」は総額約66.7兆円。古着はもちろん、10年以上前に買ったカシオの電子辞書、20年以上前のコロナの灯油ストーブだって欲しい人はいる。なんなら片方しかないワイヤレスイヤホンだってお金になるのだ。年末の大掃除で「捨てよう」と思ったものを再検討してみよう。
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MOTTAINAI、もったいない──。2004年にノーベル平和賞を受賞したケニアの女性環境保護活動家ワンガリ・マータイさんが世界中に広めた日本語だ。江戸時代、庶民が着ていた着物はほとんど古着。それがいつ頃からか、まだ役立つのに捨てられてしまうモノのなんと多いことか。
フリマアプリ国内最大手のメルカリが「日本の家庭に眠る“かくれ資産”」を調査してみたところ、日本の家庭に眠る「売ればお金になるであろう」資産の総額は推定66兆6772億円。第1回調査(18年)の約37兆円、第2回調査(21年)の約44兆円から大幅に増えている。
国内の自動車産業全体の市場規模が約77.1兆円(23年度)、建設市場が約58.4兆円(21年度)だから、いかにこのリユース(中古)市場のポテンシャルが高いかが分かる。ちなみに、かくれ資産とは、1年以上使用しておらず、家庭内に保管しているモノ。つまり不要品ということだ。