小池都政が大混乱!フジと共催「お台場トリエンナーレ」開催見送りで注視すべきは“フジテレビとの蜜月”
「日枝案件」と指摘の巨大噴水には都が26億円
東京都が整備費26億円を投じてつくろうとしている巨大噴水も、「フジテレビ案件」「日枝案件」と呼ばれている。巨大噴水とは、フジテレビ本社近くのお台場海浜公園の水域に整備される「ODAIBAファウンテン(仮称)」のこと。幅250メートル、噴水の高さは150メートルという世界最大級の規模を誇る。日枝会長が理事長をつとめる「まちづくり協議会」が整備を要望したため、「日枝案件」と指摘されている。
ちなみに、この巨大噴水は、大腸菌まみれの「汚水」を使うため「150メートルの高さまで噴き上げて大丈夫なのか」と心配されているイワクつきのものだ。都政新報によれば、巨大噴水はトリエンナーレに関連づけて公開する方向で調整中だった。
それにしても、東京都とフジテレビの「蜜月」は、ちょっと特別なのではないか。日枝会長は、「東京都歴史文化財団理事長」や「東京文化会館館長」もつとめている。
「フジテレビと小池都政は、ウィンウィンの関係なのでしょう。フジテレビにとって、お台場でのイベントを税金を使って実施してくれるのは、ありがたい話だし、小池知事にとってもフジテレビを使って都政をアピールできるメリットがありますからね」(都政事情通)
なぜ、多額の税金を投入してまで、フジテレビとトリエンナーレを共催することになったのか、小池知事は詳細を説明すべきなのではないか。
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中居正広さんの女性トラブルに端を発したフジテレビ問題だが、「日枝案件」といわれる小池知事肝いりの「巨大噴水」に重大問題については、●関連記事【もっと読む】でも詳報している。