１９４９年生まれ。都立新宿高を経て慶大法学部卒。法学博士、弁護士。米ハーバード大法科大学院の客員研究員などを経て慶大教授。現在は名誉教授。「朝まで生テレビ！」などに出演。憲法、英米法の論客として知られる。１４年の安保関連法制の国会審議の際、衆院憲法調査査会で「集団的自衛権の行使は違憲」と発言し、その後の国民的な反対運動の象徴的存在となる。「白熱講義！ 日本国憲法改正」など著書多数。新著は竹田恒泰氏との共著「憲法の真髄
<第7回>自民党は政教分離原則を誤解している
良心の自由に対する政治介入
現行憲法の２０条は信教の自由を保障し、さらにそれを確かなものにするために、政教分離原則も明記している。後者は、さらに８９条（宗教に対する公金支出の禁止）で補強されている。
これらは、かつて中世ヨーロッパでキリスト教と国家権力が癒着して国民の心の自由を弾圧してしまった歴史…
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