国民はテロとクーデターの持つ真の怖さを知らなかった
昭和史を俯瞰した時、昭和10年代は極めて異常である。その異常さは11年の2・26事件、12年の盧溝橋事件をきっかけとして太平洋戦争に至るその道筋にある。この2つの難局をもっと理性的、思索的な軍事指導者が舵取りをしたならば、歴史は異なった方向へ進んでいたであろう。そうならなかった…
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