5.15事件で軍人は「問答無用、撃て」と犬養毅を射殺した

昭和7(1932)年5月15日は日曜日であった。東京・永田町の首相官邸に海軍の軍服をまとった5、6人の海軍軍人、それに陸軍士官らが車で乗りつけた。率いているのは海軍士官の三上卓、黒岩勇らで、彼らは官邸の警護にあたる警察官に犬養毅首相との面会を求めた。警察官が身元を確かめるとすぐ…
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