著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

チャーチルは「わがままで悪い教育を受けた子供の観念」「戦争が大好き」

公開日: 更新日:
勝利のVサインを示すウィンストン・チャーチル(C)Reg Speller/ゲッティ/共同通信イメージズ

 アメリカの軍事指導者の中には、ルーズベルトやチャーチルが第2次世界大戦の真の意味を理解せずに、スターリンに過剰な役割を与えてしまったことに不満を持つ者が多かった。特にチャーチルはルーズベルトを巧みに欺き、ヨーロッパの戦場にアメリカの青年を送り込んだとの反感を持つ者が意外なほど数…

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