平民新聞の論調 徳富蘇峰が論じた「黄禍論」批判

平民新聞は、一般新聞にはない論調を読者に提示していた。前回説明した無抵抗主義などがその一例である。もうひとつ顕著なのが「黄禍論」についての日本側の反応を批判していることだ。この論点がなかなか興味深い。今回はこれを説明しておきたい。
対ロシアの戦争は、ヨーロッパに黄禍論を…
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