著者のコラム一覧
保阪正康作家

1939年、北海道生まれ。同志社大卒。編集者を経て「死なう団事件」でデビュー。「昭和天皇」など著書多数。2004年、一連の昭和史研究で菊池寛賞。本連載「日本史 縦横無尽」が『「裏切りの近現代史」で読み解く 歴史が暗転するとき』(講談社)として好評発売中。

ソ連側の証人・瀬島龍三

公開日: 更新日:
1943年、大本営参謀本部2課の記念写真に納まった瀬島龍三(前列中央)/(C)共同通信社

 このシリーズでも紹介してきたが、敗戦前後の日本とソ連の関係は極めて微妙でもあった。まず日ソ中立条約が存在していて、昭和20(1945)年8月9日までは戦争状態にはなかった。ただこの年の4月にソ連側はこの条約を破棄する旨を日本側に通告している。この通告から1年後に条約は自動的に破…

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【連載】保阪正康 日本史縦横無尽

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