安倍首相と旧統一教会会長の「会談写真」を朝日新聞が掲載…2013年参院選直前に支援要請していた
17日の朝日新聞1面に、安倍晋三首相(当時)と旧統一教会の会長らトップが会談している写真が掲載された。
同紙によると会談は13年の6月の参院選公示の4日前。日曜日にもかかわらず自民党本部の総裁室を開けての会談だった。
会談に同席したのは自民党側が萩生田光一・元経産相、岸信夫・元防衛相。旧統一教会側は徳野英治会長、国際勝共連合の太田洪量会長と幹部2人、全国祝福家庭総連合会の宋龍天総会長(いずれも当時)と、教団のトップ幹部だ。
この時期は民主党から政権を取り戻した安倍にとって最初の国政選挙。会談は「参院のねじれ状態を解消するために、何としても勝ちたい自民党が、教団に自民党候補者の選挙応援を確認する場だった」(事情通)という。
■北村経夫氏の全面応援を要請
安倍氏がとりわけこだわったのが産経新聞政治部長から比例区候補になった北村経夫氏。安倍氏とは山口県の同郷で、記者時代から親交があり、出馬を促した経緯がある。しかし、北村氏は全国的にはほぼ無名なので教団に全面応援を要請した。北村氏は多くの教団施設で礼拝に参加して演説を行い、当選している。