「小悪魔お姉さん」1年9カ月で4億円ガッポリ…違法メンズエステはなぜ儲かるのか
今年1月、目黒署に「(マンションの)部屋の様子がおかしい」という情報提供があり、風俗営業が発覚した。
酒井容疑者は2022年10月から今年6月まで1年9カ月間に4億円を荒稼ぎしていた。
■摘発逃れるためウソの住所を記載
なぜ「メンエス」はこれほど儲かるのか。
HPの求人募集欄には、<風俗行為は一切ございません><日給5万円以上可能>と記されていた。
「利用する客側からすると、料金が安く、箱型なのでラブホ代もかからず、休憩時間を気にしながらホテルで待つ必要がありません。若く素人っぽいセラピストが多く、相手によっては交渉次第でわずかな上乗せで本番までできることもあり、その駆け引きを楽しむ客も多い。もちろん本番ができなくても抜きはあり、そのうち馴染みのセラピストもできます。セラピストにとっても風俗という感覚はあまりなく、手軽に始められ、予約状況によっては1日部屋にいるだけで効率良く稼げます。リピーターが増えればさらに高額報酬が保証され、噂を聞きつけたレベルの高いセラピストが集まるようになり、人気店になります。経営者はマンションを借り、SNSを使って店の宣伝とセラピストの募集をすればいいだけです」(風俗関係者)
摘発のリスクさえ覚悟すれば、ボロい商売だ。