公判中のススキノ首切り殺人事件 息子と孫の「いびつな親子関係」について瑠奈被告の父方の祖父を直撃
「もう驚きません。事実なんだから」
はっきりした口調で答えた。ススキノの首切り事件で殺人罪に問われている田村瑠奈(30)と、精神科医で父親の修両被告(60=死体損壊幇助)の裁判で「いびつな親子関係」が明らかになる中、日刊ゲンダイは3日、父方の祖父を電話で直撃した。
札幌市の繁華街のラブホテルで男性会社員(当時62)が殺害されたのは、昨年7月のこと。同月には瑠奈被告と修被告に続き、母の浩子被告(61)も死体遺棄などの疑いで逮捕された。
日刊ゲンダイは昨年11月、修被告が生まれ育った北海道遠軽町を訪れ、祖父に話を聞こうとしたが、「ノーコメント」を貫いた。その理由について祖父はこう説明していた。
「何かしゃべると、その会社、テレビ局とか週刊誌とかでね、視聴率や読者を増やすための編集のアレ(利益)になる。『一切、しゃべらない方がアンタの利益になるから、以後、慎みなさい』って警察でも言われたし、検察からも言われたの。今、随分、長い勾留を受けてるでしょう。『そんな時に余計なことを言う必要ない』って言われた。裁判が終わって、対応やなんかが決まってから話します。それまでは一切、ノーコメントです」