大阪・道頓堀でチェロ弾き路上ライブ…27歳の自称音楽家が逮捕されてしまったワケ
「邪魔や」
「危ない」
「警察は何してんねん」「取り締まらんかい」
通行人からこんな通報が相次いでいたという。
大阪・ミナミの道頓堀川にかかる「戎橋」で許可を得ずにチェロの路上ライブを行ったとして、自称音楽家の井出直毅容疑者(27)が先月31日、道交法違反(道路不正使用)の疑いで府警交通指導課に逮捕された。
井出容疑者は7月1日からほぼ毎日のように戎橋を訪れ、路上にスピーカーを設置して映画「タイタニック」のテーマ曲やアニソンを演奏。投げ銭を集め、チェロケースには1000円札が何枚も入っていた。ライブが始まると通行人が足を止め、多い時は路上に100人ほどの人だかりができ、歩けないほどとなり、通行の妨げになっていた。
府警は7月初旬以降、口頭で演奏をやめるよう数十回警告し、<道路上でライブをすることは道路交通法違反にあたることは分かっています><今後二度と道路上でライブをしないことを約束します>という誓約書を5回書かせた。
■関連記事
-
保阪正康 日本史縦横無尽 シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(77)東條英機は戦陣訓をつゆとも意識せずに自決を図った
-
韓国で6.3投開票「李在明大統領」に備えよ (下)韓国で「国民」は、統合ではなく分断の言葉となった…深まる溝は埋まるのか
-
保阪正康 日本史縦横無尽 シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(76)法規よりも東條陸相の示達が優先しようとした傲慢さ
-
韓国で6.3投開票「李在明大統領」に備えよ (中)再び懸念される日韓関係「冬の時代」の到来…カギを握るのは「トランプ関税」
-
保阪正康 日本史縦横無尽 シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(75)東條英機の「戦陣訓」作成に協力したという徳富蘇峰、島崎藤村