打法変更がアダ? 原監督の“熱血指導”でかえって深まる坂本の迷い

公開日: 更新日:

 巨人坂本勇人(24)が珍しく悩んでいる。

 クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ前に原監督に助言され、左足をあまり上げない打法に変えたことが原因だ。

 今季は打率・265。見るに見かねた指揮官が動いた。でも、本人はしっくりこなかった。CS第1戦で広島の大竹から放った同点弾は、教えを無視して足を高く上げる元の打法で放ったもの。足を上げたり、上げなかったりしたCSは10打数2安打。原監督に言われた通りにするべきか、自分の打法を貫くべきか、迷いが数字に表れたのかもしれない。

 左足を上げ、ヒザから先を伸ばす投手のモーションのような打法は、考えに考えた末、昨年から採用している。本人は「いろいろとタイミングの取り方をやってきたけど、やっとしっくりくるものにたどり着いた気がするんです」と漏らしていた。

 昨季は最多安打のタイトルを獲得し、リーグ2位の打率・311。今季も8月上旬までは3割をキープしていた。終盤失速し、打率は急落したものの、左足の上げ方には強いこだわりがある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動