アイスホッケー女子の意気軒昂 「連盟の混乱は関係ない」
「ソチまであと3カ月。しっかり4勝して五輪に臨みたい」
アイスホッケー女子日本代表の主将・大沢ちほ(21)が笑顔でこう話した。
5カ国対抗戦(7~10日、新横浜スケートセンター)を前に、女子代表が練習を公開。パワープレーなどの実戦練習を中心に約2時間の調整を行った。
大沢は練習後「今回は五輪につながる大会なので結果を残したい。自分たちの持ち味であるスピードを生かせれば」と真剣な表情を見せた。
今年2月の世界最終予選(スロバキア)を突破し、史上初めて五輪出場権を得た(98年長野は開催国枠)。「スマイルジャパン」の愛称で親しまれ、メンバーの大半がアルバイトをするなど恵まれない環境で競技に励む姿が話題を呼んだ。
日本アイスホッケー連盟はいま、上層部の混乱で揺れている。“現会長派”と“新会長派”が強化部長の人選などを巡って対立しているのだ。関係者の話を総合すると、単なる派閥争い。五輪出場を決め、スポンサーや強化費の使途などを巡って理事らが揉めて内紛に発展したという。