ベルギー5位は真の実力か? FIFAランキングの不思議
そして12カ月ごとの平均ポイントを、直近は100%、2年前なら50%、3年前は30%、4年前20%で計算して合算、これが最新のランキングポイントになる。つまり、直近12カ月の成績が良ければ、ランキングはぐんと上がるわけだ。
例えば、「試合の重要度」がW杯に次いで2番目に高いコンフェデ杯(7月)で格上チームに3連敗した日本(現44位)は、直近12カ月で220.65ポイントしか獲得できなかった。対するベルギーは、「重要度」が3番目のW杯予選で負けなし、718.22ポイントを獲得した。これが100%加算されるわけだから、ランキングはおのずと上昇するわけだ。
日本代表の本田圭佑(27)はベルギーを評し「評価だけ高くて歴史がある国ではない」と一刀両断だったが、「勢い」はベルギーにあることだけは確かのようだ。
ベルギーが11月14日の親善試合で敗れたランキング4位のコロンビアや7位のスイスにも、ベルギーと似たようなことが言える。W杯南米予選を2位で通過したコロンビアは、直近12カ月で、636.15を獲得している。