崖っぷちの日本女子カーリング ソチ五輪逃せば衰退危機!?
このチャンスを逃せばお先は真っ暗だ。
ソチ五輪世界最終予選(12月11~15日、ドイツ・フュッセン)に出場するカーリング女子日本代表の北海道銀行が21日、札幌市内で会見。自身3度目の出場を目指すスキップの小笠原歩(34)は「私がしっかり最後のショットを決めて、五輪の舞台に立ちたい」と出場権獲得を誓った。
今大会には7チームが参加し、上位2チームが五輪出場権を得る。過去2年間の国際大会での結果をもとにしたランキングで日本は7チーム中、ドイツに次いで2番目。順当なら日本が勝ち上がって当然とはいえ、出場してくる中国には先のパシフィック・アジア選手権で惨敗したばかり。小笠原は「技術的なものは劣っていたとは思えないが、メンタルが弱かった。リラックスしてプレーしたい」と話したが、「リラックス」などしてはいられないはず。北海道銀行が五輪出場を逃せば、カーリングはファンからソッポを向かれるからだ。
女子カーリングの北海道銀行と中部電力の2強は大企業が運営しており、練習環境などは整っている。その一方でバンクーバー五輪に出場した本橋麻里が所属する「ロコ・ソラーレ」のように大半はクラブチーム。チーム運営はスポンサー企業からの支援に頼っているのが現状である。