18か16か? FA涌井のロッテ移籍で浮上する「背番号問題」
西武からFA宣言した涌井秀章(27)の入団が濃厚なロッテに「背番号問題」が浮上している。
涌井は西武入団時から4年間「16」をつけていたが、松坂(現メッツ)がメジャー移籍した08年オフにエースナンバーの「18」に変更。可能であればロッテでも18番を引き継ぎたいようだ。
ロッテの「18」は現在、2年前のドラフト1位左腕・藤岡の背中にある。いくら実績のある涌井とはいえ、将来のエース候補といわれる左腕から「18」を強奪するわけにはいかない。
ならば、涌井が西武入団時につけていた「16」はどうか。プロ2年目の中後なら譲ってくれるかもしれない。ただし、この番号はチーム内ではあまり評判がよろしくないようだ。
現在の中後(12年~)を含め、01年から同番号をつけた6選手(武藤=01年、田中充=02~04年、久保=05~08年、塀内=10年、マクローリー=11年)はいずれも大成していない。ロッテでは「不運の番号」とさえいわれている。
「涌井が入団すれば、なるべく希望はかなえてやりたいが……」とチーム関係者は言うものの、たかが背番号とはいえ「埼玉」から「千葉」にくればひと悶着ありそうだ。