呉昇桓を「2年9億円」で獲った阪神のソロバン勘定
それにしてもバカ高い契約だ。
阪神は守護神として獲得した韓国の呉昇桓(オスンフアン)(31)に、2年総額8億5000万円もの資金を投入する。
内訳は、契約金2億円、年俸が3億円、サムスンに支払う移籍金が5000万円。さらに5000万円の出来高契約がついているというから、2年で最大9億円もの投資になる。
呉が在籍していたサムスンは資金の潤沢な球団だ。当初は1億とも2億円ともいわれていた移籍金を「5000万円でいい」と遠慮して、その分を呉の契約金に上乗せさせたという。
阪神がこれだけのカネを出したのは韓国での実績の他、中村GMなど球団関係者が何度も渡韓し、「抑えとしては藤川と同等かそれ以上」と判断したからだ。
最速157キロの直球とスライダーを武器に歴代最多の277セーブをマーク。一部スポーツ紙は「50セーブする」などと絶賛。ペナント奪回のカギを握る右腕であることは間違いない。
韓国で呉を見た某球団の関係者がこう言う。