ミラン本田 デビュー25分でわかった「戦術脳」「鈍足」
ミランで9シーズンにわたってプレーし、背番号10も背負った元クロアチア代表MFボバンは昨年秋、低迷を続ける古巣を「負けるにしてもフットボールくらいはやらなきゃ。大半の選手はクオリティーを欠き、チームもバラバラ。今年のミランはここ25年で最悪」とコキ下ろして評判になった。
そんな辛口のボバンが、CS局スカイスポーツの中継で「ミスも少なく、素晴らしいシュートも放った。相手にとって危険な存在となった」と高評価。現地では「辛辣な批判しかしないボバンが他人を褒めた!」と評判になっている。
本田のセリエAデビュー戦の翌13日、アレグリ監督の解任が公式サイトでアナウンスされた。タソッティ・コーチが暫定的に指揮を執るという。
■監督解任の波紋
アレグリ監督は10年6月に就任してセリエA制覇。11―12年2位、昨季3位と上位をキープ。名将と評価され、今季は欧州CLでベスト16に残っている。しかし、セリエAの不振がたたってスパッとクビを切られた。
タフなリーグで本田は上々の「25分間」デビューを飾ったとはいえ、天国と地獄が隣り合わせのセリエAでは、イバラの道が待ち構えている。