飼い殺し…マンU香川 “戦力外”でも放出されない理由

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■ピッチ外での「商品価値」

「スポンサー企業の動向が深く関わっている」とさらに続ける。

「マンUのユニホームのサプライヤー・ナイキ社との契約が来季で終了するのですが、その後はアディダスと契約するといわれている。日本代表のサプライヤーでもあるアディダス社は、代表背番号10の香川を重要な広告塔として位置付け、アジア戦略のためにも香川は絶対に外せない。あと香川のマンU入りでヤンマー、カゴメなど日本の有力企業4社がスポンサーに名乗りを上げた。いずれも複数年契約。香川はマンU入り1年半で追い出されることはない」(前出の関係者)

 今季終了後にも香川には大仕事が残っている。

 プレミア好きの多い東南アジアでマンUは絶大な人気を誇っている。マンU専門チャンネルの放映権料、ユニホームなどグッズ販売など利益を挙げ、オフの間に東南アジア諸国を回り、地元クラブと親善試合を行うことでブランド力をさらにアップさせ、収益増をもくろんでいる。その親善試合の目玉に《アジア代表・香川》は必要不可欠な存在なのである。

 香川とマンUとの契約年数は4年。ピッチ外でも稼いでくれる香川を簡単に手放すことはない。

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