練習試合で12失点…“投壊巨人”原監督のイヤミが現実に?
「投手力は厚ければ厚いほどいい」「うちは先発がいないから」
これは巨人の原監督と川口投手総合コーチの最近の口グセだ。セ・リーグ連覇中で巨大戦力を抱えながら、オフにFAで大竹、韓国最多勝左腕のセドンを補強。他球団に言わせれば、「先発もリリーフもズラリと揃っているのに嫌みだね」となるのだが、首脳陣の不安が現実になりつつある。
18日、沖縄で中日と練習試合を行い、先発ローテを狙う小山雄輝(25)が先発した。宮崎で川口コーチは「小山が一番いい。(新球の)カットボールがいいね」と褒めていた期待の4年目右腕が、この日は三回に8安打を浴びるなど10安打8失点。原監督に「ゲームに役立つ練習をしているか否か。あれだけフルスイングをされているのはどうかと問いたい」と苦言を呈されてしまった。
同じくローテを狙う3番手の笠原も2回を1被弾2四死球とアピールするには至らず。16日の練習試合では宮国が3回5安打2失点と不安を露呈し、沢村と今村は肩痛で現在二軍。先発の5、6番手候補たちがみんなパッとしないのだ。