巨人ドラ1小林 開幕一軍のカギは“運命共同体”宮国の浮沈
ドラフト1位・小林誠司(24=日本生命)が初の対外試合でアピールできなかった。
16日の韓国SKとの練習試合に「9番・捕手」で先発出場。11日の紅白戦に続き、先発の宮国椋丞(21)とバッテリーを組んだものの、宮国は3回を1本塁打を含む5安打2失点。若手有望株を好投に導けなかった。
今年35歳になる大黒柱の阿部を休ませるため、週1で小林が先発マスクをかぶるプランがある。川口投手総合コーチは「小林はまずは菅野とか宮国と組ませたい。若い投手は阿部よりも投げやすいかもしれないし、見てみないとね」と話しており、主戦級ではなく、若手投手陣の信頼を得ることが開幕一軍への最初の関門。この日の先発出場からテストは始まっているのだ。
昨季13勝でチーム勝ち頭の菅野なら、捕手うんぬんは関係ないかもしれない。が、先発ローテ5、6番手を争う宮国を好リードすれば、自身の株を上げることにもなる。11日の紅白戦でバッテリーを組んだ際は、「宮国があれだけインコースを投げるって言っていたのに、あまり構えなかったね。もちろん宮国が投げられなかったのもあるだろうけど、意外に慎重派なのかな。本気で阿部と勝負するなら、リードに色を出さないと」とセ・リーグの某スコアラーは話していた。