巨人新助っ人左腕セドン ベール脱ぐ前にもう“丸裸”

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 巨人の新外国人左腕クリス・セドン(30)がキャンプ打ち上げ翌日の2月28日、川崎市のジャイアンツ球場で練習を行った。

 1日のヤクルトとのオープン戦で登板するためで、本拠地・東京ドームは初となる。

 この日はブルペンで15球と肩を慣らし、昨季本塁打記録を更新したヤクルトのバレンティンについて「対戦が楽しみ」と話した。バレンティン封じはもちろん大事だが、その前にやるべきことがある。キャンプでの実戦登板は1試合2イニング。それだけでもう他球団に弱点が漏洩(ろうえい)しているのだ。セ・リーグ某球団の首脳陣の一人はこう言っている。
「巨人に入ったセドンって投手はモーションが大きいから走り放題らしいな」

 球団も本人もそのことは気にしていた。キャンプ序盤、原監督は「日本は細かい走塁などがあるから、いろいろと話した」と新助っ人に日本野球の特徴を説明し、走者が出た際のセドンの課題を明かしていた。とはいえ、今までやってこなかったことが急にできるようになるほど簡単ではない。修正に時間がかかるのは、昨年まで似たようなことで苦しんだ外国人投手を見ても分かる。2年間在籍した巨人を昨年限りでクビになったホールトンだ。

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