他球団スコアラーが笑った巨人新助っ人2人の実力
今年の巨人は、新助っ人が2人。先発候補のクリス・セドン(30)と、外野のレギュラー候補のレスリー・アンダーソン(31)が加入した。
昨年の韓国プロ野球最多勝のセドンには「掘り出し物」という声が上がった。この日のシート打撃では打者6人に対して2奪三振。視察した中日の筒井スコアラーが言う。
「193センチと長身でリーチがある上、球持ちが長い。球速が140キロ台半ばでもタイミングが取りにくい投手という印象。制球力がある方ではないが、低めを意識して投げている。スライダーやチェンジアップを低めに集めてゴロを打たせるタイプ。ブルペンでは目立たなくても、実戦向きの投手ではないか。長身左腕は日本には少ない。きれいな球ではなく、ぐちゃぐちゃしているので、厄介かもしれません」
キューバ出身のアンダーソンは1番打者としても期待されるが、橋上打撃コーチは「これから実戦だから、まだ早急かもしれないけど、見ての通り、可もなく不可もなくといったところ」という慎重な評価。
DeNAの斉藤スコアラーは「ヤンキースにいたカノー(マリナーズ)みたいに当てるのはうまい」と言いつつも、こう続けた。
「外野の守備がどうか。肩が強くない上、ステップしないと送球ができない。足もそれほど速くはない。外野は長野を筆頭に高橋由、松本哲、矢野や亀井、鈴木などが控えていて層が厚い。よほど打たないと厳しいかもしれませんね」