下半身に不安 巨人・大竹に言葉のみ込ませた原監督の怒声
巨人の故障禍が止まらない。
広島からFA移籍した大竹寛(30)が下半身の張りで8日のオリックス戦の先発を回避したことから、チームに不安が広がっている。
深刻なのは投手陣だ。先発ローテーション候補だった沢村と今村が肩痛でキャンプ序盤に早々と離脱。いまだに二軍調整中の沢村に至っては開幕も絶望な状況だ。
エースの内海は打球を受けてのケガだったが、菅野も杉内も背中と腰の違和感から調整のペースが狂った時期がある。救援の山口は肩を痛め、やっとこの日(7日)、シート打撃に登板した状態。原監督がキャンプ初日からハイペース調整を促したことで、投手を中心に故障者が続出している。
そんな中、大竹はピンピンしていた。10年の右肩痛以降、キャンプ初日にブルペンに入ったことはない。しかし、今年は移籍初年度ということもあり、初日からブルペン投球。というより、合同自主トレ2日目の1月29日にはすでにブルペン入りしていた。異例の前倒し調整で好調ぶりをアピールすることに成功。「キャンプMVP」や「先発ローテの核」の声もあったが、大竹本人と主将の阿部は早い段階で危うさに気付いていた。第1クール終了時、大竹はこう漏らしていたからだ。