守護神剥奪され“便利屋”に 復帰した日ハム武田久の「大誤算」
■FAしようにも相思相愛だった阪神は…
今季が2年契約の最終年なので、オフに大減俸は確実。嫌ならFA移籍しかないが、獲得球団の負担が大きいAランク選手ではそれも難しい。ある球団OBは「かつては阪神が興味を持っていた」とこう言う。
「藤川がメジャー移籍した12年オフ、阪神は新たな守護神候補として武田の調査を行っていた。本人もその気になったものの、日ハムに2年契約を提示されて思いとどまった経緯がある。武田にしてみれば阪神は『万が一の受け皿』として考えていたのでしょう。その阪神が昨オフに呉昇桓を獲得したことでストッパーは必要なくなった。そこに増井の成長ですから、武田にしてみれば大誤算」
この日は2点ビハインドの八回に早速、「便利屋」としてデビュー。1安打を打たれながら無失点に抑えたものの、チームは敗れた。