ダメ揃い「早大3人衆」…ファンも激怒した広島・福井の脆さ
当時の監督はケガをされたら困るということで、福井と、同級生の斎藤佑(現日本ハム)、大石(現西武)の3人は放任主義だった。その結果、3人は自分を追い込む厳しい練習をほとんどやらず肉体、精神がもろい。
「昨年まで右肩痛に苦しんでいた斎藤は言うに及ばず、3人の中で最も力があるといわれた大石も3年間でわずか1勝。1年目のブルペンでは30球ほどしか全力投球ができず、スタミナのなさに当時の首脳陣が呆れたほど。この日の福井は、ボールのキレは悪くなかったが、ピンチの場面で暴投をしたり甘いコースに行くなど、精神面の弱さが『壁』になっている」とは、ネット裏にいた球界関係者だ。
その3人は今年1月、ともに自主トレを行い、巻き返しを誓ったものの、今年も揃って苦戦している。ダメな連中が集まったところで、しょせんは傷を舐めあうのがオチ。「今年が勝負」と人生をかけて取り組まないと「ワセダ3人衆」は今季限りで同時退団もある。